「あの光の中に、行ってみたかった」 

高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。 
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、 
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。 
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。 

そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。 
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。 
彼女には、不思議な能力があった。 

作品名から